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神秘的、まさに「八犬伝」~花も紅葉もすてきなの~庚申山

下野新聞(2014.12.21)

庚申山【彩子の日光ブランドめぐり12】
日光山を開山した勝道上人(しょうどうしょうにん)によって766年に開かれたとされる庚申(こうしん)信仰の聖地。江戸時代後期の読本作家滝沢馬琴(たきざわばきん)によって著された「南総里見八犬伝」にも登場する標高1892メートルの山なのよ。
 
登拝が盛んに行われるようになったのは江戸末期と言われ、1865年には江戸の講中の参加者が3千人にも上り、そのころに建てられた道標や石碑が数多く残っているわ。
 
梅雨時期の6月中旬になると、「お山巡りのみち(登山ルート)」で国の天然記念物に指定された食虫植物「コウシンソウ」を楽しむことができるの。寒冷多湿の切り立った岩肌に生育していて高さは約5センチ。淡い紫色のかれんな花は直径5ミリ~1センチほど。日本の植物学の基礎を築いた一人とされる植物学者三好学(みよしまなぶ)によって1890年に発見され、山の名前から命名したのよ。
   
ヤシオツツジやシャクナゲなどが美しく咲き、秋は県下随一の紅葉を誇るとも言われているわ。知る人ぞ知る日光の紅葉スポットよ。山全体が奇岩や怪石に覆われ原生林が続く光景は、まさに神秘的という言葉がピッタリ!
   
知ってる?
「お山巡りのみち」は、チェーンの手すりやつり橋を伝いながら登る上級者向けコース。「初の門」や「胎内くぐり」、「めがね岩」といった奇岩にきっと目を奪われるはず。勝道上人が修行したルートとも言われているよ。
  
所在地
日光市足尾町
 
問い合わせ
日光市役所足尾総合支所観光課(0288-93-3116)
 
記事提供:下野新聞社(H26.12.21)

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